促通反復療法(川平法)

当院リハビリテーション部では脳卒中により運動麻痺を呈した患者さまに対して主治医の診察、指示のもとに運動麻痺の治療として促通反復療法(川平法)を実施しています。
促通反復療法は鹿児島大学大学院医歯学総合研究科運動機能修復学講座リハビリテーション医学教授、霧島リハビリテーションセンター長であった川平和美先生(現在は鹿児島大学名誉教授、促通反復療法研究所:川平先端リハラボ所長)が考案された運動麻痺(脳卒中片麻痺)を回復させる治療法です。各種ガイドラインでその有効性が報告されています。
当院のリハビリテーションスタッフが鹿児島大学霧島リハビリテーションセンターでの長期研修を受講し、回復期リハビリテーション病棟の入院患者さま、外来リハビリテーション患者さま、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション利用者さまで対象となる方々対して医師の指示のもと実施しています。

脳卒中治療ガイドライン2015 上肢機能障害に対するリハビリテーション

【推奨】

  1. 麻痺が軽度の患者に対しては、適応を選べば、非麻痺側上肢を抑制し、生活の中で麻痺側上肢を強制使用させる治療法が強く勧められる(グレードA)。
  2. 中等度の麻痺筋(手関節背屈筋、手指伸筋など)には、電気刺激の使用が勧められる(グレードB)。
  3. 麻痺が軽度から中等度の患者に対して、特定の動作の反復を伴った訓練(麻痺側上肢のリーチ運動、目的志向型運動、両上肢の繰り返し運動、mirror therapy、促通反復療法など)を行うことが勧められる(グレードB)。

※日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン委員会編集脳卒中治療ガイドライン2015より

理学療法診療ガイドライン 脳卒中 運動障害に対する理学療法

促通反復療法
推奨グレードB エビデンスレベル2

通常のアプローチを行っている脳卒中患者の上肢に2週間の促通反復療法を追加すると上肢、手指ともに明らかな機能改善がみられた。下肢についても同様に行うと運動麻痺や筋力の改善がみられた。
※社団法人日本理学療法士協会編集 理学療法診療ガイドラインより

●手指伸展運動の促通
●手指・手関節・前腕複合的運動の促通
●川平先生による技術研修の受講

呼吸リハビリテーション

腹式呼吸・口すぼめ呼吸の指導、排痰、歩行トレーニング・筋力トレーニング・ストレッチ等の運動療法を行います。また、日常生活動作での息切れを軽減する動作方法の指導や福祉用具の紹介などを行います。